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2012/07/17

特定港湾整備398億を閣議決定

 政府は13日、2012年度の特定港湾施設整備事業基本計画を閣議決定した。延べ104港で実施する港湾機能施設整備事業や臨海部土地造成事業に、総額397億6200万円を充てるとしている。閣議決定を受けたことで、各港湾管理者が地方債(公営企業債)で事業費を調達し、事業を実施することができるようになる。
 特定港湾施設整備事業は、港湾機能の効率化を図るために必要な上屋、荷役機械、埠頭用地などを整備する「港湾機能施設整備事業」と、輸送活動を支援する港湾関連用地や都市機能用地などを造成する「臨海部土地造成事業」で構成。
 国土交通相は、会計年度ごとに交通政策審議会の審議を経て基本計画を定め、内閣の承認を求めることになっている。
 今回の基本計画によると、港湾機能施設整備事業の事業費は242億4300万円で、上屋が33億0300万円(14港)、荷役機械が66億6000万円(17港)、埠頭用地が142億8000万円(48港)の内訳。臨海部土地造成事業の事業費は155億1900万円で、都市機能用地が149億8800万円(20港)、工業用地が5億3100万円(5港)を充てるとしている。

提供:建通新聞社