国土交通省は29日、2013年度・14年度競争参加資格審査の実施方針を発表した。申請方法は@インターネットA文書郵送B文書持参―の3通りを想定。このうち、関係機関との一元受付が可能なインターネット方式では、11月1日〜30日でパスワード申請を受け付け、12月3日〜13年1月15日に申請用データを送信する手順となる。7月1日付で改正の経営事項審査の取り扱いをめぐっては、既に受審した経審でいずれの社会保険も「加入有」または「適用除外」とされている場合、旧経審の使用を認める。
インターネット一元受付のうち、「建設工事」は関係26機関への申請を原則として一つのデータで一元的に行うことができる。申請に必要な経審は、11年6月30日以降を審査基準日とした最新のものであることを要件とする。さらに改正経審による総合評定値の通知を受ける必要がある。ただし、旧経審で「雇用保険」「健康保険及び厚生年金保険」の項目区分が、「加入有」「適用除外」だった場合は除くこととした。
経審改正に伴う再審査申し立て期間は7月2日〜10月29日。申請から通知が届くまでに3カ月間程度を要するため、国交省は再審査が必要な企業に対し、資格審査申請に間に合うよう早めの手続きを呼び掛けている。
「測量・建設コンサルタント等業務」のインターネット一元受付には、今回から財務省財務局が加わり、計22機関が参加を予定。納税証明書や登録証明書などの添付書類については、パスワード請求後11月1日〜30日での郵送が必要となる。
文書郵送方式は、原則として12月3日〜1月15日(当日消印有効)を期間に各機関が定めた申請先で郵送を受け付ける。文書持参方式は12月3日〜1月31日の期間のうち、各機関が定めた期間・提出場所で受け付ける。
インターネット受付専用ホームページのURLや、申請手続きに関する質問に答えるヘルプデスクの電話番号など詳細は、10月初旬にあらためて公表する。
提供:建通新聞社