国土交通省は27日、地方整備局や都道府県の建設業担当者を本省に集め、「社会保険未加入対策に係る全国建設業担当者会議」を開く。新たに作成した保険加入状況の確認に関するマニュアル(案)などを踏まえ、社会保険未加入対策の一環として11月から実施する建設業許可・更新時の確認・指導方法などを説明する方針だ。
社会保険未加入対策のうち、建設業許可・更新時の確認・指導は、許可行政庁である地方整備局や都道府県が現場対応することになる。今回の会議は、これらの担当者に未加入対策の進め方などを理解してもらい、運用に当たって混乱が生じないようにする狙いがある。
説明事項としては、▽社会保険制度の概要▽労働保険制度の概要▽保険加入状況の確認に関するマニュアル(案)▽「建設業法令遵守ガイドライン」(再改訂案)▽社会保険未加入対策推進地方協議会―を想定している。
このうち、保険加入状況の確認に関するマニュアル(案)では、建設業許可・更新時の確認・指導方法や、立入検査・保険担当部局への通報の考え方などを示す。そのため、資料を含め一般への公開は行わない方針だ。
提供:建通新聞社