環境共創イニシアチブ(SII)は、一般家庭や事業所の蓄電システム導入を支援する「定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業費補助金」のうち、事業所に対する大型カスタム蓄電システムの補助金申請の受け付けを始めた。蓄電容量10`h以上の蓄電システムの設備費・工事費などのうち3分の1を補助する。補助の上限は1億円。2014年1月末まで申請を受け付ける。
同事業は、経済産業省が電力需給対策の一環で、11年第3次補正予算に210億円を計上。補助金の執行団体に選ばれたSIIが補助金申請の受け付けや審査などの手続きを行う。既に3月からは一般家庭向けの補助金申請を受け付けている。 今回受付を開始する大型カスタム蓄電システムの補助の対象は、蓄電容量10`hを超える蓄電システムの設置を計画している法人など。
対象の設備機器は、リチウムイオン蓄電池に加えて、インバータ、コンバータ、パワーコンディショナなどの電力変換装置を備えたシステムで、SIIの指定認証機関の認証を受けた機器とする。補助率は3分の1、補助の上限額は1億円。補助の対象範囲は設備機器、付帯設備、工事費など。
問い合わせは、SIIの補助金事務局 電話0570(200)017
提供:建通新聞社