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2012/06/13

福島県内で災害がれき処理計画 環境省

 環境省は、放射性物質汚染対処特措法に基づき、直轄で廃棄物を処理する福島県内の地域のうち、双葉町を除く10市町村を対象とする廃棄物処理計画をまとめた。処理するがれきの総量は47万4000dで、空間線量率が年間50_シーベルト以上の地域を除き、2012年度末までに仮置場に搬入。13年度末までに処理を完了させるとした。
 計画の対象地域におけるがれきは、大半が津波で生じたものであるため、沿岸部の南相馬市、浪江町、大熊町、富岡町、楢葉町に集中している。処理計画では、各市町の区域内に合計29万1000平方bの仮置場を設置し、12年度中に搬入する目標を示している。内陸部の市町村については、解体が必要な建築物の状況を把握した上で処理目標を設定する。
 仮置場に搬入したがれきは、中間処理を円滑に行うため、重機などで粗選別を行い、可燃物や金属くず、コンクリートくずなどに分別する。コンクリートくずは、復興事業などで可能な限り再利用する。
 除染で発生する廃棄物については、除染の内容が具体化した段階で廃棄物の種類や発生量を予測し、処理目標を定めるとしている。

提供:建通新聞社