国土交通省は、「木造建築技術先導事業」の対象を6月22日(必着)まで募集する。建築物の木造化や内装・外装の木質化でモデル性、先導性が高いプロジェクトを求め、採択案件には建設費などの一部を国が補助する。8月下旬に選定結果を発表する。
この事業は、建築物の木造化・木質化を推進することが狙い。先導的な設計・施工技術を導入する大規模木造建築物の建設を支援する。
提案に当たっては、▽構造・防火面で先導性に優れた設計・施工技術を導入する▽建築物の床面積の過半を木造化・木質化する▽木造化の場合、防火・準防火地域では延床面積500平方b超または3階建て以上、それ以外の地域では1000平方b超または高さ13b超▽木質化の場合、3階建て以上では延床面積500平方b超、2階建てでは1000平方b超、平屋建てでは3000平方b超▽2012年度に事業着手する―ことなどを満たす必要がある。
調査設計計画費の補助基準は、木造化・木質化に関連する費用の3分の2を想定。建設工事の補助は、先導的な設計・施工技術を導入した場合と導入しない場合の差額の3分の2とする。
問い合わせ先は、木造建築技術先導事業評価・実施支援室 電話03(3588)1808。
提供:建通新聞社