トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2011/09/12

7月の建設工事受注総額は1%減 国交省調べ

 全国の建設業者が7月に受注した工事の総額は、前年同月に比べ1%減の3兆4863億円と5カ月連続で減少したことが、国土交通省のまとめで分かった。震災復旧などの関係で機械装置等工事は大幅に伸びたものの、土木工事などの落ち込みが響いた。
 受注総額のうち、元請け受注高は3・4%増の2兆4998億円、下請け受注高は10・7%減の9865億円。業種別では総合工事業が6・2%減の2兆1143億円、職別工事業が0・7%減の4341億円、設備工事業が12・7%増の9379億円。工種別では、土木工事が18・1%減の9275億円、建築・建築設備工事が1・7%減の2兆0328億円とマイナスしたのに対し、機械装置等工事は62・4%増の5260億円で、7月として過去最高を記録した。
 公共機関からの受注(1件500万円以上)を発注機関別に見ると、国や政府関連企業など「国の機関」は23・2%増の2017億円、都道府県や市区町村など「地方の機関」は10・8%減の4994億円だった。
 大型の建築・建築設備工事(1件5億円以上)の受注額は15・6%増の3320億円。発注者別では、電気・ガス・熱供給・水道業や金融・保険業、サービス業などが大きく伸びた。

提供:建通新聞社