トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2011/09/01

建設系求人2万人超え 被災3県 前年同期2・5倍に 厚生労働省

 厚生労働省の調査によると、東日本大震災の発生後4月から4カ月間の被災3県(岩手県、宮城県、福島県)における建設業の新規求人数が2万人を超えた。前年同期比で2・5倍の増加。復旧工事やがれき処理などの需要の高まりに伴って求人が伸びた。同省では、被災3県で建設機械系の職業訓練コースを開講するなど、求人の増加が被災地の雇用確保につながるよう環境整備も進める。 調査対象は、ハローワークに登録した新規求人(パートタイム含む)。4〜7月の建設業の新規求人件数は2万0354件で前年同期と比べ155%増加した。
 県別の内訳は、岩手県が4635件、宮城県が9726件、福島県が5993件となった。被災3県の復旧工事の進ちょくが求人数の増加として表れた。
 同省では、新規求人が被災地の離職者の受け皿になるよう、津波被害の大きかった沿岸部などで、公共職業訓練の▽建設機械運転▽総合オペレーション▽建築系訓練▽クレーン玉掛け―などの特別訓練コースを開講。また、職業能力開発促進センターでも、8月からは建築施工や住宅電気・配管コースなどを追加する予定だ。

提供:建通新聞社