トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2011/04/01

国交省 土木工事積算基準を改定 計10工種の標準歩掛を見直し

 国土交通省は31日、直轄工事の積算に活用する土木工事積算基準を改定した。土木工事標準歩掛は施工形態動向調査の結果を踏まえて計10工種を見直した。機械土工(土砂)や堤防除草工などでは積算額が上がる見込みだ。
 土木工事標準歩掛は、労務・材料・機械の運転時間などの所要量を表すもの。今回の見直しでは、目地補修工のニーズが少なくなっているため、標準歩掛を廃止した。
 また、機械土工(土砂)ではダンプトラックの積載量を現行の10d積載から9・5d積載に減少させるとともに、日当たり施工量を土砂100立方b当たり3日から3・1日に改めた。堤防除草工は労務人員が増加している実態を反映し、現行の1000平方b当たり0・7人を0・74人に見直した。
 このほかの工種の変更点は次の通り。
 ▽安定処理工―排出ガス対策基準値の変化に対応▽ジオテキスタイル工―壁面材の高さを600_以下に設定▽排水構造物工―使用機械の小型化や保有形態のリース化に対応▽かご工―排出ガス対策基準値の変化に対応▽砂防(コンクリート工)―型枠材料を鋼製から木製に変更▽路面切削工―路面清掃機械の小型化に対応、施工規模別の施工量を設定▽橋梁地覆補修工―足場・防護工の使用区分を変更

提供:建通新聞社