トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2010/11/05

建設業の景況感 10月は悪化 帝国データバンク

 帝国データバンクがまとめた10月の景気動向調査結果によると、建設業の景気動向指数(1〜100で示し、50が良い・悪いの判断の分かれ目)は、前月と比べ0・8ポイント減の25・2と悪化した。不動産業も0・5ポイント減の32・6と振るわなかった。
 産業全体の平均指数は前月比1・2ポイント減の31・5と3カ月連続で悪化。地域別では、ほぼ横ばいの四国を除く9地域、規模別では大企業・中小企業・小規模企業のすべてが悪化傾向を示した。
 建設業者に景況感の判断理由を尋ねてみると、「住宅エコポイントの効果で受注が好調」(内装工事)と上向きな回答が寄せられる一方で、「公共土木では上半期工事が発注されて一息ついているが、総量は不足」(土木工事)、「仕事量はあるが、請負金額が非常に安く全く利益が出せない」(管工事)など厳しい声が目立った。
 不動産業者からは「20代、30代前半の第一次取得者層が、少しずつ土地購入に動き出している」(不動産管理)との声もあったが、その一方「売買物件が少なく、仕入れができない」(不動産代理仲介)といった見方が目立った。

提供:建通新聞社