国土交通省の社会資本整備審議会道路分科会事業評価部会は23日、新規事業採択時評価結果を踏まえ、高知東部自動車道(芸西西〜安芸西、高知県)や阿南安芸自動車道(阿南市下大野町〜同市内原町、徳島県)など計4区間を、2011年度予算の概算要求に直轄新規事業候補個所として盛り込むことが適当と認めた。
概算要求時点での直轄新規事業候補個所は、高規格幹線道路(一般国道自動車専用道路)と全体事業費が250億円以上の直轄道路事業を対象とした。選定に当たっては、都市計画手続きや環境影響評価が完了している区間の中から、事業効果や緊急性、予算の状況などを考慮して絞り込んだ。これら以外の新規事業候補個所は、12月末に決定される政府予算案を踏まえ固めていく。
現段階での新規事業候補個所は次の通り(@延長A事業費BB/C)。
▽那覇空港自動車道(那覇空港〜豊見城・名嘉地、沖縄県)―@5・7`bA620億円B1・4▽高知東部自動車道(芸西西〜安芸西、高知県)―@8・5`bA355億円B1・9▽三陸縦貫自動車道(本吉〜大谷、宮城県)―@4`bA145億円B2・0▽阿南安芸自動車道(阿南市下大野町〜同市内原町、徳島県)―@6・5`bA340億円B2・0
提供:建通新聞社