2009年(1月〜12月)の1年間に大手建設会社50社が受注した工事の総額は、前年に比べ28・3%減の10兆0406億円と、1985年の調査開始以来、過去最低の実績となったことが国土交通省のまとめで分かった。工事種類別では、建築が33%減の6兆6186億円、土木が17%減の3兆4220億円といずれも減少。民間工事や海外工事の落ち込みが響いた。
公共工事の受注総額は、前年比4・5%減の2兆4141億円で2年ぶりに減少に転じた。地方の機関が8・1%増の7586億円だったのに対し、国の機関は9・4%減の1兆6556億円とマイナスした。
民間工事は33・1%減の6兆6121億円で2年連続の減少。製造業からの受注が45・9%減の1兆2409億円、非製造業からの受注が29・2%減の5兆3711億円となった。
海外工事は57・8%減の4301億円で2年ぶりに減少し、99年に次ぐ過去2番目の低水準を記録した。
提供:建通新聞社<