2008年度に建設業者が元請け受注した建築物リフォーム・リニューアル工事の総額は8兆7700億円と推計されることが、国土交通省のまとめで分かった。内訳は住宅関連が3兆1458億円、非住宅建築物関連が5兆6242億円になるという。
こうした推計は、国交省が08年度から始めた「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」で判明した。今回発表された調査結果は08年度下半期分で、建築や大工、塗装、内装、屋根、電気設備といったリフォーム・リニューアルの受注が多い業種の建設業許可業者計5000社を対象に実施。リフォーム・リニューアル工事の元請け受注高・件数を調べることで、リフォーム・リニューアル市場全体の規模を推計した。
それによると、08年度下半期分の受注件数・総額は263万0604件・4兆1316億円と推計。内訳は住宅関連が190万8999件・1兆7446億円、非住宅建築物関連が72万1605件・2兆3870億円だった。
工種別では、増築が1万8110件・3808億円、一部改築が8万6469件・3296億円、改装が240万7344件・3兆3376億円などとなった。
本年7月に公表した08年度上半期分の調査結果では、受注総額が4兆6384億円で、このうち住宅関連が1兆4012億円、非住宅建築物関連が3兆2372億円と推計していた。
提供:建通新聞社