建設産業専門団体連合会(建専連)の才賀清二郎会長は14日、国土交通省の馬渕澄夫副大臣を訪れ、2009年度補正予算に盛り込まれている建設業金融円滑化基金の執行を停止することなく、「下請資金繰り支援事業」を継続するよう強く求めた。
建専連は、厳しい経営環境下に置かれた中小・中堅建設業の資金繰り支援策として創設され、初の下請け業者の経営支援制度でもある同事業の目的の重要性を指摘。
事業開始3カ月で約13億円の実績を上げ、ようやく専門工事業者にも定着しつつある同事業を打ち切ることなく、次年度以降も継続し、積極的に下請け業者の経営支援に取り組むよう求めた。
国交省は、09年度補正予算に組み入れていた建設業金融円滑化基金96億円のうち、09年度支出分37億円を除く59億円の執行停止を打ち出している。
提供:建通新聞社