農林水産省と国土交通省、環境省は20日、下水道と農業集落排水施設、合併処理浄化槽、コミュニティ・プラントなどを合わせた2008年度末の汚水処理普及率を発表した。前年度末より1・1ポイントアップし、84・8%になった。新たに139万人に普及し、処理人口は1億0774万人に上っている。
処理人口を処理施設別に見ると、下水道が9241万人、農業集落排水施設などが374万人、浄化槽が1127万人、コミュニティ・プラントが31万人。
また、都道府県別の普及率では、東京都(99・4%)、兵庫県(97・8%)、滋賀県(97・4%)が高かった。これを含め9都道府県が90%台だった。
一方、低いのは徳島県(45・8%)、和歌山県(47・9%)、高知県(64・1%)。
大都市と中小の市町村との格差が大きく、人口5万人未満の市町村では普及率は69・3%にとどまっている。
提供:建通新聞社