2009年度の建設投資(名目値)は47兆2200億円と13年連続で減少し、1977年以来の低水準を記録する見通しであることが、国土交通省のまとめで分かった。09年度補正予算に基づく公共投資の増加で政府投資は前年度比14・1%増の19兆8400億円となるものの、民間投資は景気低迷の影響が避けられず8・2%減の27兆3800億円に下落する見込みだという。
09年度の建設投資は前年度より100億円減り、1992年のピーク時(約84兆円)と比べると56%まで落ち込む計算だ。国内総生産に占める建設投資の割合は9・8%と前年度を0・3ポイント上回るものの、3年連続で10%を割ることになる。
提供:建通新聞社