帝国データバンクがまとめた5月の全国企業倒産集計によると、建設業者の倒産件数は前年同月に比べ5・2%減の257件となった。一方、不動産業は58・1%増の49件と大幅に増えた。
産業全体の倒産件数は前年同月比6・3%増の1057件、負債総額は6・3%増の5115億9000万円だった。
主因別では、販売不振や不良債権の累積、業界不振など「不況型倒産」が前年同月と比べ6・3%増の830件となった。地域別では、9地域中5地域で倒産件数が増加。特に北陸(前年同月比53・3%増)や近畿(31・6%増)、四国(28・6%増)が大幅に増えた。
提供 建通新聞社