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中央ニュース

2009/06/03

08年度の国土交通省の中小建設業者への発注実績は52・1%、09年度はこれを超える目標設定 

 2008年度に国土交通省が発注した工事のうち中小建設業者への発注実績は52・1%と、官公需法に基づく調達方針で掲げた契約目標(52%)を上回り、過去最高の水準を記録したことが同省のまとめで分かった。近く閣議決定する09年度の契約目標は、この実績を上回る水準に設定する方針だ。3日の自民党・国土交通部会に報告した。
 中小企業の受注機会を確保するため政府は、官公需法に基づき、中小企業者向け官公需契約目標や国などの調達方針を年度ごとに策定した上で、閣議決定している。
 国交省の発注実績(工事)は、06年度に50・9%、07年度に51・7%、08年度に52・1%と年々その割合が高まっている。こうした推移を踏まえ国交省は国土交通部会の中で、09年度の契約目標について08年度実績を上回る水準に設定する考えを表明した。
 また調達方針の中に、▽コスト縮減や市場競争が確保される範囲内での可能な限りの分離・分割発注の推進▽適正価格による契約の推進のため、(本年4月に)改正された低入札価格調査制度を適切に活用▽適切な地域要件の設定や、総合評価方式での地域貢献実績などによる地域企業の適切な評価―を盛り込む考えを示した。
提供・建通新聞社