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2009/05/27

地デジ対応アンテナ整備で総務省 工事業者あっせん制度など検討 

 総務省は、地上デジタル放送を受信するための個別世帯のアンテナ改修工事を的確・迅速に進めるため、地域ごとにアンテナ工事業者をあっせんするような制度の在り方を検討する。
 2011年7月に完全移行する地上デジタル放送の受信にはUHFアンテナが必要だが、南関東では、VHFアンテナのみでテレビ放送を受信している地域が多い。またUHFで受信している地域でもアンテナの方向を変えたり、アナログ・デジタル混合器などの交換工事が必要な場合があるなど、地域ごとに対応が必要だ。しかし、デジタル放送対応のテレビを購入すればデジタル放送を受信できると考えている人が多い。
 このため、地域の受信環境を踏まえてアンテナ工事の内容を把握し、地域の特性に応じた周知と工事を行う計画だ。さらに、アナログ放送終了段階で工事が集中するとマンパワー不足になることを懸念し、計画的な工事を推進する体制を検討する。
 具体的には、地域ごとにアンテナ工事をあっせんする制度の創設を検討する。同制度により、一定期間内にアンテナ工事を集中して行うことができ、▽工事の効率化▽工事費の低廉化▽悪質商法の未然防止―なども期待できるという。
提供・建通新聞社