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2025/03/17

CCUSの技能者登録 能力評価と手続き一本化

 建設業振興基金は、3月14日から建設キャリアアップシステム(CCUS)への新規の技能者登録と、能力評価の手続きを同時に行う「ワンストップ化」の受け付けを開始する。技能・経験のある技能者がレベル2以上の評価を受けるのに要する手間を軽くし、新規の登録に弾みをつけたい考えだ。
 CCUSでは、技能を示す保有資格や、経験の蓄積を示す就業履歴に基づき、技能者の能力をレベル1〜4の4段階で評価している。従来は、CCUSの技能者登録を申請後にレベル1の白カードを受け取り、この申請とは別に能力評価を実施団体に申請する必要があった。
 手続きをワンストップ化するため、CCUSの改修により技能者登録ともに能力評価の申請を受け付ける窓口を設けた。能力評価はCCUSと実施団体の連携によって行い、評価の完了後にレベル2以上の色つきカードを発行する。手続きに要する期間を短縮できる他、白カードからの書き換えが不要になるため、手数料負担も1000円分、軽減される。
 能力評価申請は経歴証明の利用が前提となるため、ワンストップ化を利用できるのは、技能者本人ではなく所属事業者などによるインターネット代行申請に限定される。保有資格情報などを登録するため、手数料は詳細型登録料の4900円(税込み)が必要。これとは別に、能力評価手数料の支払いも事前に必要になる。能力評価手数料は、申請する分野によって異なるため、実施団体のホームページなどで確認した上で、別に振り込む。
 技能者の能力評価は、技能・経験に基づく技能者の処遇を担保するための基盤。国土交通大臣の認定を受けて42分野の能力評価基準が設けられている。国交省ではこの他、10以上の専門工事業団体から個別に能力評価基準の策定に関する相談を受け付けている。
 23年には、CCUS処遇改善推進協議会が、CCUSのレベルに応じた年収の試算を32職種に対応して作成。公共工事設計労務単価に相当する賃金が行き渡った場合に、能力評価の実態を踏めて目指すべき年収水準を示した。能力評価基準は、若い世代が技能者としての将来的なキャリアステップを見通す上でも大きな役割を持つ。

提供:建通新聞社