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2025/02/17

技術者単価も13年連続増 前年度比5・7%アップ

 国土交通省は、3月1日から直轄事業の設計、測量、地質調査などの業務に適用する「設計業務委託等技術者単価」を決めた。全職種平均の技術者単価(基準日額)は前年度比5・7%増の4万9570円(単純平均)となった。近年の給与実態を反映し、最高値を更新した。
 技術者単価の全職種平均が上昇するのは2013年度から13年連続。単価上昇前の12年度と比べると58・6%の増加となった。公表を開始した1997年度以降でみると、7年連続で過去最高を更新している。
 職階別の平均値を見ると、設計業務が5・2%増の5万9643円、測量業務が9・3%増の4万3520円、航空・船舶関係業務が3・2%増の4万4480円、地質調査業務が6・2%増の4万4633円だった=表参照。
 設計業務委託等技術者単価は、国交省が発注する業務の積算に用いる全国一律の単価。毎年度実施している給与実態調査結果に基づき、20職種(職階)の単価を設定している。基本給相当額の他、諸手当や賞与相当額、事業主が負担する社会保険金額などを反映している。

提供:建通新聞社