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2025/02/10

老朽管破損で道路陥没 対策検討へ有識者会議

 国土交通省は、埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受けて、対策を検討する有識者委員会を立ち上げる。老朽化した下水道管の破損が大規模な陥没につながったことが指摘されており、全国にある同様の管路で事故が発生しないよう、点検手法の見直しを考える。
 中野洋昌国交相が2月7日の閣議後会見で表明した。委員会は2月中に立ち上げる見通しだ。点検の在り方、事故原因を踏まえた中長期の対策を検討する。
 下水道法では、下水道管理者に対し、腐食する恐れが大きい箇所を対象として5年に1回以上の頻度で点検を義務付けている。点検を義務付ける箇所の見直し、拡大などが今後の論点となる。
 道路陥没事故は、八潮市を通る埼玉県道の交差点内で1月28日に発生し、走行中のトラックが転落した。下水道管の破損により地中の土砂が流され、空洞化した恐れが指摘されている。
 事故を受け、国交省は全国の下水道管理者に対し、1月29日付けで同様の事故の恐れのある下水道管の緊急点検を要請していた。

提供:建通新聞社