国土交通省など中央省庁8省は1月16日、第8回インフラメンテナンス大賞の内閣総理大臣賞、各省大臣賞の表彰式を首相官邸で開いた。老朽管路のAI診断で内閣総理大臣賞を受賞したFracta Japanに、石破茂首相が表彰状を手渡した。
石破首相は、Fracta Japanの取り組みについて、「上下水道一体での計画的な更新・耐震化の促進や、メンテナンスを担う官民の技術者不足の解消に大いに役立つ」と述べ、敬意を表した。受賞者らに対し、「新技術・デジタルの現場実装に向けて、さらに切磋琢磨(せっさたくま)していただきたい」と呼び掛けた。
インフラメンテナンス大賞は、優れた取り組み・技術開発を表彰し、好事例として紹介することでメンテナンス産業の活性化を目指している。今回は内閣総理大臣賞1件の他、各省大臣賞12件、特別賞7件、優秀賞25件が表彰対象となった。
大臣賞のうち国交省関係は、パシフィックコンサルタンツとREIM産学連携コンソーシアム、東洋建設がそれぞれ受賞した。
特別賞、優秀賞は27日に国交省で表彰式を開く。
提供:建通新聞社