国土交通省は12月11日、2025年度の技術検定の実施予定を公表した。24年度の計画を踏襲し、1級第1次検定については建設機械を除く全ての検定種目で4月以降も申し込める日程を設定。学歴・実務経験を求めない受験資格に対応し、4月入社の新卒社員が入社後すぐに試験を受けられるよう配慮している。
検定種目は「建設機械」「土木」「建築」「電気工事」「管工事」「電気通信工事」「造園」の全7種目。1級技術検定については、第1次検定と第2次検定の申し込みを同期間に受け付ける。
24年度からは、1級第1次検定の学歴・実務経験年数の要件が廃止された。これを受け、24年度は若年者・女性の受験者数が大幅に増加した。
国交省は、25年度の1級第1次検定も新入社員が就職後すぐに申し込めるよう、申し込みの期限を4月以降に設定する。土木については4月4日、建築・電気工事については第1次検定のみの受験者に限って4月7日まで受け付ける。管工事と電気通信工事、造園については5月7日〜21日に受け付ける。建設機械施工については新卒後すぐの受験者はほぼいないため、その後の受験事務の負担も踏まえ、3月中に申し込みを締め切る。
25年度試験は、試験実施機関の人件費や会場費の高騰を踏まえ、1級・2級の全ての種目で受験手数料を引き上げる。
提供:建通新聞社