土木学会(佐々木葉会長)は11月26日、2024年度土木学会デザイン賞の授賞対象となる12作品を公表した。最優秀賞には、気仙沼湾横断橋(宮城県気仙沼市)と、SAGAサンライズパーク+栄光橋+佐賀市文化会館西側広場(佐賀市)が選ばれた。25年1月25日に授賞式を開く。
土木学会デザイン賞では、周辺環境や地域と一体となった景観の創造や保全を実現した作品と、それらの実現に貢献した関係者・関係組織を顕彰する。01年からの累計の応募数は559件で、うち、総授賞数は250件となる。
審査委員長を務める福岡大学工学部社会デザイン工学科の柴田久教授は、「安全安心や予算の観点から制約を受ける中、地元の誇りとして人々に愛される土木施設、公共的空間を追及する努力を評価するのが土木デザイン賞だ」と述べ、授賞作品を講評した。
最優秀賞の2作品以外の授賞作品は次の通り。
【優秀賞】
▽天城橋(熊本県上天草市〜宇城市)▽有明筑後川大橋・有明早津江川大橋(福岡県大川市)▽八ツ場ダム(群馬県長野原町)▽道の駅しょうなんてんと(千葉県柏市)▽高蔵寺駅南口駅前広場(愛知県春日井市)▽とくらんパーク(大分県津久見市)▽池袋西口公園GLOBALRING(東京都豊島区)▽満寿美公園(大阪府池田市)
【奨励賞】
▽名取市閖上地区における名取川・復興かわまちづくり(宮城県名取市)▽益城町震災記念公園(熊本県益城町)
提供:建通新聞社