国土交通省は、2024年度の主要な建設資材に関する需要の見通しをまとめた。主要6資材のうちセメントと生コンクリート、普通鋼鋼材の需要が前年度と比べて増加するとした。一方、木材とアスファルトは減少するとの見通しを示した。
主要建設資材需要見通しは、国交省の建設投資見通しに資材ごとの原単位(工事費100万円当たりの建設資材需要量)を乗じ、さらに資材の需要実績を考慮して推計している。23年度は前年度比で主要6資材の需要がいずれも減少していた。今回はセメントと生コン、普通鋼鋼材が上向いたものの、22年度の水準には達していない。
主要6資材の24年度の需要見通しは次の通り(かっこ内は前年度比)。
▽セメント=3500万d(1・2%増)▽生コンクリート=7100万立方b(1・2%増)▽採石=9600万立方b(比較なし)▽木材=775万立方b(1・6%減)▽普通鋼鋼材=1700万d(1・1%増)▽アスファルト=90万d(3・9%減)
提供:建通新聞社