国土交通省は、ベトナムでの事業展開や現地技術者の採用を見据え、同国への訪問を希望する中堅・中小建設業者を10月18日まで募集している。事業展開に向けて現地企業とマッチングを行う「ビジネスミッション」は11月28日〜29日、技術者採用に向けて大学を訪問する「ジョブフェア」は11月30日〜12月2日に開く。
国交省が毎年実施している、中堅・中小建設業向けの海外訪問支援の一環。今回は、海外展開と外国人採用で別のコースを設定し、どちらかのみの参加も認めることにした。対象は資本金10億円以下か、従業員数約300人以下の建設企業とし、みなし大企業の参加は認めない。参加費は無料で、渡航費や宿泊・飲食代、通訳などの費用は各社の自己負担となる。
ビジネスミッションには15社程度の参加を予定。現地企業との交流や、日系企業の大規模建築現場の見学も予定している。インフラ関係のODA情報など、現地でのビジネスに関するブリーフィングも受けられる。
ジョブフェアでは10社程度の参加を想定。11月30日にホーチミン工科大学、12月2日にハノイ土木大学を訪問し、日本企業への就職に関心のある学生向けに合同就職説明会を開く。技術者人材の採用を念頭に、学生が自由に立ち寄れるブース形式の説明会の他、学生とのマッチングによる個別面談を行う。
応募者が多数の場合は、全プログラムに参加できる企業を優先する。
提供:建通新聞社