国土交通省など6省と日本機械工業連合会の共催による「第11回ロボット大賞」の表彰対象が決定した。国交大臣賞は建ロボテックの「鉄筋結束ロボット トモロボ」に決定した。9月18日に東京ビッグサイトで表彰式と受賞ロボットの展示を行う。
トモロボは、鉄筋コンクリートの主要部材である鉄筋の緊結作業を人の代わりに行う。長時間にわたって腰を曲げた状態が求められる作業を自動化するロボットで、既に多数の現場で導入実績がある。建設現場の労働力不足解消、省人化・生産性向上につながる点が評価された。
この他、社会インフラ・災害対応・消防分野の優秀賞として、三菱重工業などによるプラント自動巡回点検防爆ロボット「EX ROVR」が選ばれた。引火性ガスのある危険箇所で常時、自動巡回点検を行うロボットで、防爆性能に関する法的な認証を受けている。
提供:建通新聞社