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中央ニュース

2024/09/03

人材確保に20億円 建設分野特化コースも

 厚生労働省は、2025年度予算の概算要求に人材確保等支援助成金20億円を盛り込んだ。建設分野などの人材を確保するため、中小企業団体や事業主に助成金を支給する。建設分野に特化したコースも設定し、職場定着率の向上を促す。
 建設分野のコースには、建設キャリアアップシステム等活用推進コースや、若年者と女性に魅力ある職場づくり事業コース、作業員宿舎など設置助成コースがあり、この他に外国人労働者就労環境整備助成コースもある。
 また、現場人材の構造的賃上げを実現するため、リ・スキリングなどの支援にも取り組む。労働者が不安なく教育訓練に専念できるよう、教育訓練休暇給付金を新設。79億円を要求している。
 スキルの向上を処遇に結び付ける環境整備に向けた調査研究事業には5200万円を求める。労働者のスキルを正当に評価する仕組みを構築するため、資格と処遇との関係を明確化し、必要に応じて技能検定や団体等検定などの創設を検討する。
 この他、高齢者活躍人材確保育成事業に16億円、外国人労働者の適正な雇用管理などに関する体制整備などに12億円、フリーランスの就業環境整備事業に9300万円など、多様な人材の活躍促進に必要な経費を要求している。

提供:建通新聞社