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中央ニュース

2024/08/19

BIM/CIMデータ連携 取扱いの要領検討

 国土交通省は、BIM/CIMの3次元モデルを設計から積算、施工の各段階で有効に伝達するための「取扱要領」(仮称)の策定を検討している。2023年度から直轄事業でBIM/CIM活用を原則適用したことに伴い、変更したデータの取り扱いや活用方法を反映する。
 23年度に始めたBIM/CIMの原則適用では、測量や地質・土質調査といった調査業務から概略設計、詳細設計、工事までの各段階で3次元モデルを活用する内容を設定。特に詳細設計と工事については、完成時のイメージ確認や複雑な箇所の確認、施工計画の検討補助などを取り組むべき「義務項目」と位置付けた。
 こうした内容を反映し、3次元モデルを有効活用できるようにするため、取扱要領を新たに定める。情報の活用方法としては、積算の効率化や、設計段階で作成したデータの一部をICT建機のデータ作成に生かすことなどを想定。さらに、関係者間の相互理解の促進、合意形成や意思決定の円滑化に3次元モデルを効果的に活用する方法を考える。建設業団体や建設関連業団体などとも連携しながら要領の在り方を詰める。

提供:建通新聞社