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中央ニュース

2024/08/09

建設業の実質賃金は54万円 3カ月連続増

 厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、全産業の6月の実質賃金は前年同月比1・1%増と27カ月ぶりにプラスに転じた。建設業の実質賃金は2・2%増の54万9903円だった。
 24年6月(速報)の全産業の現金給与総額は5・1%増の60万2694円。このうち、所定内給与は3・9%増の万34万1270円、所定外給与は0・2%増の2万2995円。所定内給与の増加率は、運輸業・郵便業に次いで高かった。
 実質賃金は、労働者が実際に受け取った現金給与総額から、消費者物価指数(持家の帰属家賃除く総合)に基づく物価変動の影響を差し引いた値で、労働者が給与で購入できる物品やサービスの量を示す。
 ボーナスなど特別に支払われた給与の増加が、全産業の実質賃金のプラスを押し上げたと見られる。建設業の特別に支払われた給与は7・2%増の23万8429円。全体平均の21万4542円より高かった。

提供:建通新聞社