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　国土交通省は、中堅・中小建設企業による外国人技術者の採用を後押しするため、建築・土木系の留学生を対象とした就職説明会を初めて開く。10月27日と11月２日に分けてオンラインで開催を予定。参加を希望する建設企業を８月28日まで募集している。
　対象は外国人技術者の採用に関心のある中堅・中小建設企業。資本金10億円以下か、または従業員数３００人以下の建設企業が対象となる。定員は１日当たり８社で、合計16社程度を見込む。地方の企業も参加できるよう、オンライン方式で開催する。
　参加する外国人は、建築学や土木工学といった学科のある日本の大学、専門学校、短大、高専などに所属する留学生。既に有効な在留資格を持ち、国内で転職活動をしている外国人材にも参加を呼び掛ける。１日当たり約１００人の参加を見込んでいる。
　１社ごとに１時間程度のオンライン説明会の枠を設け、希望する外国人留学生らがアクセスする形となる。企業による会社説明の他、留学生との質疑応答や座談会などの開催も想定している。
　外国人留学生は一定の語学力を備え、日本への関心も高い一方で、日本企業への就職ルートは必ずしも整備されていない。国交省は、留学生採用の実績に乏しい中堅・中小建設企業に対象を絞り、不足する技術者の採用機会の拡大につなげたい考えだ。
　参加する企業に対しては、国交省が資料作成の要点やアピール方法などを説明するガイダンス、リハーサルを行う。

提供：建通新聞社