建設業振興基金は7月10日、2024年度の2級建築施工管理技術検定と2級電気工事施工管理技術検定の第一次検定(前期)の合格者を発表する。2級建築は前年度とほぼ同じ1万3664人が受検し、このうち合格者は6588人。一方、2級電気工事の受検者は8・0%減の4425人で、このうち合格者は2202人となった。
24年度の2級建築・電気工事施工管理技術検定は、6月9日に全国10地区で行った。合格者の受験番号や合格基準、試験問題、正当は基金のホームページで公開する。合格者には合格通知書を、不合格者には不合格であることと成績を通知する。
2級建築は1万6341人が受検を予定し、このうち1万3664人が実際に受検。合格者数は6588人で、受検者数に対する合格率は48・2%だった。
2級電気は5248人が受検を予定し、このうち4425人が受検。合格者数は2202人で、合格率は49・8%だった。
■2級の受検者数、大半の種目で減少
建設機械を除く、これまでに発表された24年度の2級第一次検定(前期)の結果を見ると、建築以外の全ての検定種目で受検者数が前年度と比べて減少した=表参照。
国土交通省は若年層が早期に資格を取得できるよう、24年度から技術検定制度を変更。1級第1次検定の受検資格として求めていた実務経験年数を廃止し、19歳以上であれば受検できるようにした。これに伴い、2級第一次検定の受検者数が減少した可能性がある。
提供:建通新聞社