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2024/06/12

リフォーム市場 23年度は13兆超え

 国土交通省が行った調査によると、2023年度に建設業者が受注したリフォーム・リニューアル工事の総額は前年度比14・9%増の13兆2739億円となった。全体の受注件数は微減しているものの、改装・改修工事と維持・修理工事1件当たりの費用の上昇に伴い、総額も増加した。
 調査は、全国の建設業許可業者5000者に住宅・非住宅建築工事の受注件数・受注高を回答してもらい、市場の全体規模を推計したもの。
 23年度の受注件数は0・8%減の1003万2823件。このうち、改装・改修工事と維持・修理工事の受注件数は1・0%減の994万4593件だったが、受注高は12兆4594億円と15・7%増加している。
 住宅の受注件数は、706万2950件(4・6%減)、受注高が4兆2710億円(9・0%増)。非住宅は受注件数が296万9872件(9・4%増)、受注高が9兆0029億円(17・9%増)だった。
 用途別の受注高を見ると、住宅では一戸建て住宅が6・4%増の2兆2700億円、共同住宅が14・3%増の1兆9470億円となった。非住宅では事務所が46・9%増の2兆4728億円、生産施設(工場、作業場)が0・4%減の1兆7991億円だった。
 住宅の受注高を発注者別に見ると、個人が6・0%増の2兆7687億円、管理組合が11・3%増の7131億円と伸びた。

提供:建通新聞社