トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2024/04/09

23年度の配信記事 キーワードは「賃金」

 2023年度に建通新聞電子版で配信したニュースでは、「賃金」や「時間外労働」をキーワードにしている記事の閲覧数が多かった。閲覧数の上位100件の記事のうち、「賃金」をキーワードに含まれている記事が18件と最多。次いで多かったのは「時間外労働」の16件だった。
 キーワードに「賃金」が含まれた記事のうち、閲覧数が最も多かったのは「Catch−up 残業60時間超 中小も賃金5割増」(23年4月23日配信)。時間外労働の上限規制の適用からさかのぼること1年、月60時間を超える残業代の割増率が25%から60%に引き上げられたことを解説した記事の閲覧数が伸びた。
 一方、「時間外労働」が含まれた記事にもアクセスが集まった。工期設定に休日を考慮していない市区町村が半数以上に上ったことを受け、国土交通省・総務省がその是正を要請した「『休日を考慮すべき』 自治体に異例の通知」(23年4月6日配信)の閲覧数が、このキーワードが含まれた記事では最も多かった。
 この4月に適用された時間外労働の上限規制を巡っては、デジタル化や工期設定など、受発注者ともに課題が依然として残っており、24年度もさまざまなニュースの配信が予想される。一方、建設業の賃金を巡っては、法制度の見直しに関する大きな動きが控えている。
 開会中の通常国会に提出されている建設業法改正案では、労働者の処遇確保を建設業者の努力義務とする他、中央建設業審議会が「労務費の基準」を作成し、著しく低い労務費での見積もりや見積もり依頼を禁止する。
 国交省は、こうした法規制の強化によって、現場で働く技能者の処遇を改善し、深刻な人手不足
に歯止めを掛けたい考え。国交省は、今通常国会の会期中にこの改正案を成立させ、25年12月までに全面施行させたい考えで、全面施行までの間に関連する政省令やガイドラインなどの見直しといった準備を進める。

アクセス1位は『ももいろインフラーZ』

 23年度の1年間で閲覧数が最も多かったのは、23年12月19日に配信した「『ももいろインフラーZ』再生33万回に」。アイドルグループのももいろクローバーZと京都大学大学院の藤井聡教授がインフラの重要性を伝えるTOKYO MXのバラエティー番組を紹介する記事の閲覧数が最多となった。

 ※建通新聞電子版で配信した記事はご契約者に限り、電子版の「新聞記事検索」から全文を閲覧できます。

提供:建通新聞社