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2024/01/30

建設業で働く外国人 24%増の14.5万人

厚生労働省のまとめによると、建設業で働く外国人労働者の数は2023年10月末時点で14万4981人となり、前年同月と比べて24・1%増えた。コロナ禍で21年には減少に転じていたが、その後の国際的な人の往来の回復に伴い、大幅に増加し、過去最高だった前年から3万人近く増えた。
 ハローワークに届け出のあった外国人労働者数を集計した。
 建設業の外国人労働者数を在留資格別に見ると、最も多いのは「技能実習」の8万8830人で、18・2%増だった。次いで多いのが「専門的・技術的分野の在留資格」の2万6978人で、40・7%増。このうち「特定技能」は1万2333人で、72・9%増と大きく増えた。
 この他、永住者や日本人の配偶者などの「身分に基づく在留資格」は2万0676人で、5・8%増と大きくは増えなかった。ワーキング・ホリデーなどの特定活動が7651人で13・8%増。留学などの「資格外活動」は844人で、1・4%とわずかながら減少した。
 国籍別では、ベトナムが最も多くて6万2026人だった。次いでインドネシアが2万3549人と多かった。以下、▽フィリピン―1万6215人▽中国―1万3204人▽ミャンマー―6399人▽ブラジル―4047人▽ネパール―1870人▽タイ―1781人▽韓国―1409人▽ペルー―1272人▽先進7カ国(G7)各国―610人―となっている。この他の国籍の労働者も1万2599人いた。
 建設業で外国人を雇用する事業所数は3万9415カ所で、前年同月比11・6%増えた。

提供:建通新聞社