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2024/01/26

専門工事の見える化評価 新たに圧入追加

 国土交通省は、専門工事企業の施工能力の見える化評価制度で、新たに「圧入」の1職種の評価基準を追加認定した。見える化評価制度は、建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録・蓄積された建設技能者の能力評価などを活用し、専門工事企業の施工能力を4段階の星印「☆」で表示するもの。施工能力に優れ、人材を大切に育てる企業を評価することで、受注機会や入職者の確保、ひいては技能者の処遇改善につなげる。
 今回追加した圧入の評価実施機関は、圧入工法の理解と普及を促進するため、認定試験や講習会、現場見学会などを行っている、全国圧入協会(略称・JPA、東京都港区港南2ノ4ノ3)。今後、専門工事企業からの申請に基づき順次評価を実施していく。
 評価の見える化は、当該専門工事業団体が評価実施団体となり評価基準を策定し、国交省が認定。会員企業からの申請を受け付け、評価する。評価結果は、評価基準で配点を定める基礎情報、施工能力、コンプライアンスの各項目の評価点に応じ、星印で表示し、専門工事業団体や、国交省のホームページで公表する。
 JPAでは、独自の評価項目として、防災活動への貢献状況で、登録圧入工基幹技能者の数、退職金制度・法定外労働災害補償制度加入の有無についても見える化できるようにした。
 これまでに評価基準を認定した職種(かっこ内は評価実施機関)は、▽鉄筋(全国鉄筋工事業協会)▽切断穿孔(ダイヤモンド工事業協同組合)▽基礎杭(全国基礎工事業団体連合会、日本基礎建設協会)▽とび・土工(日本建設躯体工事業団体連合会)▽建築大工・工務店(全国建設労働組合総連合、JBN・全国工務店協会、全国住宅産業地域活性化協議会)▽機械土工(日本機械土工協会)▽土工(日本機械土工協会)▽左官(日本左官業組合連合会)▽PC工事(プレストレスト・コンクリート工事業協会)▽コンクリート圧送(全国コンクリート圧送事業団体連合会)▽エクステリア(日本エクステリア建設業協会)―の11職種となっている。

提供:建通新聞社