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2024/01/12

CCUS能力評価基準 計装工事を追加

 建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録技能者の技能レベル判定に用いる能力評価基準に、新たに「計装工事技能者」の1職種が加わった。これにより全42職種で能力評価が可能になった。同制度の創設以来、七つ目の職種追加。CCUS登録技能者の人数ベースでは、全体約133万人のうち、能力評価になじまない職種の技能者を除き9割近くをカバーしたことになる。計装工事技能者の能力評価基準については、国土交通省が2023年12月22日に認定。24年2月1日から技能レベル判定が可能となる。
 今回追加した計装工事技能者の能力評価実施団体は、計装工事業に関する技術の向上と能力増進を目指す、日本計装工業会(生駒昌夫会長、東京都千代田区、略称・AJII)。計装工事は、計測制御機器など計装設備に必要な取り付けと、関連する配線・配管工事の設計・施工を行うもの。計装工事技能者のレベル判定は、日本機械土工協会がAJIIから委託を受ける形で実施する。
 CCUS登録技能者の能力評価は、職種ごとの能力評価基準に基づき、CCUSに蓄積・登録される建設技能者の技能レベルや経験を客観的に評価する仕組み。能力評価を実施しようとする専門工事業団体が分野ごとに能力評価基準を策定し、国土交通大臣の認定を受けた上で、その能力評価基準に基づき登録技能者の技能レベルを判定している。
 現状、能力評価基準が整っている42職種に属する技能者だけがレベル判定を受けることができる。
 技能レベルは、技能者の経験、知識・技能、マネジメント能力に応じて4段階で判定。技能者本人には、技能レベルに応じたCCUSカード(ゴールド、シルバー、ブルー、ホワイト)が交付される。
 42職種は次の通り。
 ▽電気工事▽橋梁▽造園▽コンクリート▽防水▽トンネル▽塗装▽左官▽機械土工▽海上起重▽PC▽鉄筋▽圧接▽型枠▽配管▽鳶・土工▽切断穿孔▽内装仕上▽サッシ・カーテンウォール▽エクステリア▽建築板金▽外壁仕上▽ダクト▽保温保冷▽グラウト▽冷凍空調▽運動施設▽基礎ぐい工事▽タイル張り▽標識・路面標示▽消火設備▽建築大工▽硝子▽ALC▽土工▽ウレタン断熱▽発破・破砕▽建築測量▽圧入▽さく井▽解体▽計装工事

提供:建通新聞社