建設キャリアアップシステム(CCUS)の運用開始後で初となる、事業者登録の更新手続きが10月1日に始まった。事業者登録の有効期間は5年で、期限の6カ月前〜1カ月前の間に更新手続きを行う必要がある。最初期に登録した事業者は2024年3月末に有効期限を迎えるため、2月末までに更新しなくてはならない。更新しないと事業者IDが無効になることから、運営主体である建設業振興基金は案内メールを送るなどして注意喚起する。
CCUSは2018年度から限定運用、19年4月に本運用を始めた。限定運用期間に登録した約8500社についてはいずれも、特例として、有効期限を24年3月末としているため、更新期限が同年2月末となる。更新手続きを忘れた場合、再発行には改めて新規登録が必要になる。
更新手続きは、新規登録と同様にインターネット(CCUSホームページ)または認定登録機関で受け付けている。
例えば、社名や建設業許可など登録内容に変更がない事業者がインターネットで申請する場合、まずCCUS画面(https://www.mobile.ccus.jp/#/gcm/01/017)から更新手続き用のページに入り、「申請」ボタンをクリックする。その後、更新料決済システムのURLがメールで送られてくる。そこにアクセスし、更新料を払い込むことで、更新手続きが完了する。
社名など登録内容に変更がある場合は、申請時に別途、事業者確認書類などを用意しておく必要がある。
更新料は、資本金額に応じて設定しており、資本金500万円未満(個人事業主含む)で6000円、500億円以上で240万円となる。いずれも税込み。一人親方は無料=表参照。
更新料とは別に必要となるID利用料は、更新登録完了後、新たな登録期間に入った最初の月に請求される。
CCUSを運営している建設業振興基金は、認定登録機関の窓口では混雑が予想されるため、できるだけインターネットから手続きするよう呼び掛けている。また、有効期限の6カ月前となった事業者には更新の案内メールを送る。
提供:建通新聞社