厚生労働省が従業員1000人以上で資本金10億円以上の大手企業を対象に、2023年の夏のボーナスの妥結額を調べたところ、建設業は前年比0・6%とわずかに増え、98万4821円(加重平均)となった。全業種と比べても最高の水準だった。
調査対象は資本金10億円以上で従業員1000人以上の会社のうち、労働組合のある351社。
建設業の調査対象は25社。前年と同じ企業だけを抜き出して集計した場合、0・1%減とわずかながら減少し、99万3047円となった。
全産業の平均妥結額は1・6%増の84万5557円で、2年連続の増加となった。前年比の伸び率が最も大きかったのは精密機器の38・1%増で、妥結額は76万9540円だった。最も減少率が大きかったのは食料品・たばこで、19・6%減の73万4280円だった。
提供:建通新聞社