建設技能人材機構(JAC)は、外国人が日本で働くための在留資格「特定技能1、2号」のうち、1号の評価試験について、新区分後初となる海外試験の受け付けを、きょう6月28日午前11時ごろから始める。対象国はインドネシアとフィリピンの2カ国。受け付けフォームは、試験運営会社・プロメトリックのサイトからアクセスできる。
1号評価試験は、建設分野の業務区分が「土木」「建築」「ライフライン・設備」の三つに再編以降、初めて海外で実施される。インドネシアでは7月4日のジョグジャカルタを皮切りに、8会場で全57回、フィリピンでは7月11日のダバオをはじめ3会場で全12回を予定している。受験料はインドネシアが約2170円、フィリピンが約2036円となる。
カンボジア、モンゴル、ミャンマー、ネパール、タイ、スリランカ、インド、ウズベキスタン、バングラデシュでの試験実施も検討している。
国内試験については順次実施中。8月2、3日に広島県、8月7、21、28日に東京都、8月23、24日に大阪府で開催する。開催日程の詳細は9月以降も含めてホームページ(https://jac-skill.or.jp/exam/#exam03)に掲載している。
■日本人対象の外国人共生講座も開設
また、特定技能や技能実習生を受け入れている企業の日本人従業員を対象とした「外国人共生講座」を新たに開設する。一緒に働く外国人の習慣や文化、宗教観について理解を深めてもらうことが狙い。無料のオンラインセミナーとして全6回を予定している。定員は各回1000人。URL(http://tiny.cc/sj68vz)から申し込みが必要。現時点で3回目までの開催スケジュールが決まっている。
第1〜3回の対象国と開催日は次の通り。
▽インドネシア―7月20日
▽フィリピン―8月24日
▽ベトナム―9月14日
提供:建通新聞社