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　建設トップランナー倶楽部（米田雅子代表幹事）は６月23日、「＃戦略的広報のすゝめ」をテーマに、第17回建設トップランナーフォーラムを開いた。米田代表幹事は、「新型コロナ以降、デジタル化の進展が加速しており、情報社会で戦略的広報が重要になっている」と話し、今回のフォーラムを「業界の魅力が伝わる広報戦略とは何かを考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。
　フォーラムでは、建設業や農林水産業の魅力を若い世代に伝え、次代の担い手を育てることにつながる先進的な取り組み事例を、全国の地域建設業や国家公務員のYouTuberらが発表した。フォーラムの模様は全国にオンライン中継し、会場と合わせて全国で１０００人超が聴講した。
　来賓のあいさつで斉藤鉄夫国土交通相は、「建設業への時間外労働の上限規制の適用が迫る中、実効性のある働き方改革を協力に推進することが急務になっている」とした上で、国交省としても「関係省庁と連携して賃上げや工期の適正化などを通じて、就業環境の改善に向けた取り組みを進めていく」と改めて考えを示した。地域建設業については「地域の守り手として欠かせない存在」であり、今後の一層の活躍にも期待を寄せた。
　野村哲朗農林水産大臣のあいさつ文を代読した角田秀穂農林水産大臣政務官は、「地域防災の担い手や、インフラの守り手、地域雇用の支え手として、重要な責務を担ってもらっている」と建設トップランナー倶楽部や会員各社の活動を評価。農林水産省としても「フォーラムでの報告内容などを今後の政策の参考にし、積極的に広報していく」とした。

提供：建通新聞社