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　海外建設プロジェクトなどを手掛けた日本企業を対象とする「ＪＡＰＡＮコンストラクション国際賞」（通称・ジャパコン国際賞）の表彰式が６月20日に東京都内で開かれた。「海外建設プロジェクト部門」の受賞プロジェクト５件の中から、鉄建が施工した「ハノイ〜ホーチミン間鉄道橋梁安全性向上工事ＣＰ１Ｄ、ＣＰ２、ＣＰ３Ａ」（ベトナム）が最優秀賞の栄誉に輝いた。斉藤鉄夫国土交通大臣が表彰状を手渡した。
　最優秀賞のハノイ〜ホーチミン間鉄道橋梁安全性向上工事は、ベトナムの主幹線となるハノイ・ホーチミン間を結ぶ南北鉄道の既存機能を向上するリハビリ事業。23橋梁の架け替えや重量レールなどの軌道改良、部分複線化により、高速性、定時性、安定性を実現し、沿線地域の経済成長に貢献した。
　ジャパコン国際賞は、政府が推進する「質の高いインフラ」を実現し、現地の人材育成や技術移転に貢献した海外プロジェクトと中堅・中小建設企業、先駆的事業を表彰することで、インフラ関連企業のさらなる海外進出を後押しする。
　森地茂政策研究大学院客員教授を委員長とする審査委員会で、受賞プロジェクトと受賞企業を選考した。
　斉藤大臣は、「受賞プロジェクトはいずれも日本の質の高いインフラにかかわる取り組みを代表する優れたもの。現地の人材育成にも貢献している。今後もわが国の企業が積極的に海外展開を進められるよう、必要な支援を強化し、インフラシステムの海外展開に積極的に取り組んでいく」とし、質の高いインフラ展開での先導的な活躍をたたえた。

提供：建通新聞社