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　政府は、ＰＦＩ事業の実施プロセスに関するガイドラインの改正案をまとめた。地域の中小企業の活用を促進するため、発注時の工夫として「地域企業の参画の有無」を入札の評価項目に取り入れることを記載した。有識者での審議を経て、６月上旬ごろにＰＦＩ推進会議で決定する。
　昨年のＰＦＩ法改正時に、国会審議で指摘された内容を踏まえて関連する各種ガイドラインを改正することにした。プロセスガイドラインでは、ＰＦＩ事業者を募集する際の基本的な考え方に、地域の中小企業が参画できるよう配慮を求める内容を追加。入札時に想定される評価項目として「地域企業の参画の有無」や「地域企業への業務発注」「地域経済への貢献」を挙げた。
　また、労働関係法令の順守を契約ガイドラインに盛り込む。社会保険料の適正な積算が必要なことを明記する。
　この他、ＰＦＩ事業の対象施設を災害時の被災者受け入れに活用できるようにすることが望ましい点などもガイドラインに位置付ける。

提供：建通新聞社