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2023/05/02

土木の求人倍率5・9倍 コロナ禍も上昇

 厚生労働省の「一般職業紹介状況」によると、2022年度の「土木の職業」の有効求人倍率(パートを含む)は5・9倍で、現在の職業分類を適用した12年度以降、10年連続で上昇した。他の建設関係の職業は20、21年度にコロナ禍前の19年度と比べて有効求人倍率が下がったのに対し、土木は過去最高を更新し続けた形だ。22年度は前年度比で0・16ポイントアップした。
 ハローワークでの求人、求職、就職の状況をまとめた。他の建設関係の職業も22年度は大半が前年度比で上昇し、コロナ禍前の18〜19年度に近い水準となった。
 建設関係の職業の有効求人倍率を見ると、「建築・土木・測量技術者」は5・55倍で、0・26ポイントのアップとなった。
 建設・土木などの技能職全体をまとめた「建設・土木の職業」は5・17倍で、0・27ポイントのアップだった。
 このうちでは「建設躯体工事の職業」が9・76倍で、有効求人倍率が建設関係以外も含めて最も高かった。前年度比の上げ幅も、1・14ポイントアップと建設関係の職業では最も大きかった。
 この他、大工や屋根ふき工、左官、配管工など躯体工事を除く「建設の職業」が4・46倍で、0・48ポイントアップだった。一方、「電気工事の職業」は3・24倍で0・07ポイントのダウンとなった。

提供:建通新聞社