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2023/05/01

22年度住宅着工 0・6%減の86万戸

 国土交通省がまとめた建築着工統計調査報告によると、2022年度(22年4月〜23年3月)の新設住宅着工戸数は前年比0・6%減の86万0828戸となり、昨年の増加から再び減少した。貸家と分譲住宅が増加したが、持ち家の減少が大きく響き、全体減となった。総着工床面積も前年度比減となった。
 利用関係別の着工戸数は、持ち家が11・8%減の24万8132戸となり、昨年の増加から再び減少に転じた。過去10年で最少となった。貸家は5・0%増の34万7427戸と2年連続で増加した。
 分譲住宅は4・5%増の25万9549戸となり、2年連続の増加となった。うちマンションが10・8%増の11万3900戸と4年ぶりに増えた。一戸建て住宅は0・1%増の14万4321戸と2年連続で伸びた。
 地域別では、首都圏が1・8%増の30万2403戸、中部圏が5・6%減の9万7736戸、近畿圏が4・6%増の14万2245戸、その他地域が3・3%減の31万8444戸となった。三大都市圏では首都圏と近畿で増加した。
 民間非居住用建築物の着工床面積は、3・1%減の1億1872万平方bと昨年の増加から一転減少した。
 主な使途別の着工床面積は、事務所が20・1%減の543万平方b、店舗が1・6%増の424万平方b、工場が22・6%増の868万平方b、倉庫が3・9%減の1273万平方bとなった。

提供:建通新聞社