出入国在留管理庁のまとめによると、2022年12月末までに建設分野で特定技能の在留資格を取得した外国人は1万2776人だった。前回公表した6月末時点と比べて約1・5倍に増えた。このうち一定の技能が必要な「1号」は1万2768人。より熟練した能力が求められる「2号」も8人に増えた。
1号在留資格の取得経路を見ると、全体の96・3%に当たる1万2301人が、技能実習の終了後に特定技能へと移行していた。この他、技能評価試験で275人、技能検定で192人が在留資格を得ていた。
在留資格を国籍別に見ると、ベトナムが全体の69・3%に当たる8847人で最多。以下、フィリピンが1293人、インドネシアが1003人、中国が695人と続いた。
業務区分別では、現行区分の土木が3177人、建築が1354人、ライフライン・設備が305人。旧区分は、とびの1927人が最多で、以下、建設機械施工が1310人、鉄筋施工が1263人、型枠施工が1150人、建築大工が536人などとなっている。
特定技能2号は、前回公表から7人増えて8人となった。国籍別では中国が6人、ベトナムが2人。業務区分は、現行区分の土木が5人、建築が1人と、旧区分のコンクリート圧送・内装仕上げが各1人ずつ。
提供:建通新聞社