日本政策金融公庫総合研究所が、中小企業に対して脱炭素への取り組みについてアンケート調査を行ったところ、建設業では43・4%が実施していると回答した。具体策としてはリサイクルやリサイクル製品の使用が多かった。
調査は2022年8月、従業者5人以上299人以下の中小企業を対象に実施。建設業271社を含む1666社が回答した。
全業種で見ると44・9%の企業が何らかの取り組みを行っていた。業種別では卸売業(53・9%)や製造業(49・5%)、小売業(48・1%)で実施している割合が高かった。
建設業で実施している企業の具体策(複数回答)では、「リサイクル」(51・6%)と「リサイクル品の使用」(50・2%)が半数を越え、「省エネルギー」(47・6%)、「エネルギー以外の資源消費削減」(43・7%)が次いだ。
全業種でも「リサイクル」(53・3%)の実施割合が高く、「省エネルギー」(50・7%)が次いでいる。
提供:建通新聞社