国土交通省は、2022年度補正予算で建築BIM加速化事業を新たに創設した。BIMを活用して3次元モデルを作成する事業者に対して、最大で5500万円を補助する。1月16日から事業者の公募を始める。締め切りは3月31日。
補助対象施設は、1000平方b以上の敷地に建設する地上3階建て以上の建物。延べ床面積が3万平方b以上の場合、設計BIMモデルで3500万円、施工BIMモデルで5500万円を上限に作成費を補助する。
1万平方b以上3万平方b未満では設計BIMモデルに3000万円、施工BIMモデルに5000万円、1000平方b以上1万平方b未満で施工BIMモデルに2500万円、施工BIMモデルに4000万円を補助する。
BIMのビューワーソフトやアドオンソフトの利用費、共通クラウドの構築費、BIMモデルを利用するためのパソコン・タブレットの利用費、BIMコーディネーターの人件費、BIM講習費などの経費も補助対象となる。
23年度末までの基本設計、実施設計、施工での3次元モデル作成を後押しする。補助事業費は、補正予算で80億円を計上した。
提供:建通新聞社