厚生労働省は、2022年度の「卓越した技能者」(現代の名工)として新たに150人を決めた。全20部門から代表者を招待し、11月14日に都内で表彰式を開催。表彰状と卓越技能章を授与した。
建設関連の部門の代表者を見ると、▽「建設の職業等」=中里政義氏(大山建工、青森県)▽「タイル張工、左官、建築板金工および建設機械運転の職業等」=武内昭人氏(鉄組潜水工業所、静岡県)▽「植木職、造園工等の職業」=山本辰雄氏(小嶺造園、福岡県)▽「内張工、表具師、塗装工および内装仕上工等の職業」=宇野保夫(南古堂、愛媛県)―をそれぞれ選んだ。
「卓越した技能者」の表彰制度は、技能者の社会的な地位向上、優れた技能の承継を目的として年1回実施している。都道府県知事や全国的な事業主団体からの推薦を踏まえ、厚労相が技能者表彰審査委員の意見を聞いて決めている。
56回目に当たる今回の表彰までに合計6946人を表彰している。
提供:建通新聞社